三角形(仮)
かずさは、あれから1時間程いて満足して帰って行った。
その後も俺は礼子さんを見送り、新たに来店した指名客の所へ向かったり、リア達のテーブルへ向かったりと忙しく働いた。
閉店後は反省会をした後、珍しく来たオーナーと龍さん、奏さん、俺、マサで近くの焼肉屋へ行った。
俺は、店で散々飲んだにも関わらず、またビールを飲んだ。
龍さんに今日遅刻した事で少し説教されたが、1時間程焼肉を堪能した後、オーナーに御礼を言い解散した。
マサとは家が近く、途中までタクシーで一緒に帰る。
「ねみぃ」
「遅刻して来た奴がよく言うぜ」
「寝過ぎて逆に眠いんだよ」
「そうかよ。…‥つか今日お前指名で来た2人組いんじゃん。俺が最初お前の代わりについてた客」
「リアとアキホ?」
「そーそー。リアの方マジタイプだったんだけど」
「へぇー。マサってああいうのがタイプだっけ?なんつーの、…小動物系?!」
「あぁ、小動物系かも。護ってあげたくなるような感じじゃん」
「そんなもんかねー」
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