三角形(仮)
「でもあれは確実、すぐるに惚れてっからなぁ。ホストとして見てなかったもん」
「そうか?」
「そうだって。すぐるが礼子さんの所に行った後、また俺がテーブル着いたんだけど、話してる最中チラチラすぐるがいるテーブル見てたし。俺がすぐると仲良いって言ったら、プライベートはどんな感じ?とかすぐるについてばっか聞かれるし」
「…ふーん。でも3個上だぞ?」
「恋愛に年齢は関係ないだろ」
マサは俺の左肩をポンポン叩いた。
…こんな熱苦しい奴だっけ?
「マサから聞くとキモいわ」
「お前なー!……でもお前はココちゃん一筋だしな。」
「………」
「モテるのに、女見る時すぐココちゃんと比べるだろ。あれはよくねーって」
「………」
「あんな完璧な子と比べたら女が可哀相」
「…‥気を付けます」
「それにしてもココちゃんにしろ、リアにしろ、七瀬かずはにしろ、何でお前にばっかり良い女が集まんだよー!」
「‥普段の行い?」
「あぁ゛?」
「…すいません、調子乗りました」
自宅のマンションに到着した。
「じゃーな、また明日」
「おう、お疲れ」
。