三角形(仮)
店を出てパーキングに向かう。
外は暗くなり掛けていた。
ムシャクシャした気持ちの俺は、途中コンビニに寄り、マサの家に向かう。
あいつもたまの休日、寝てる筈だ。
ピンポーン
「‥はい」
寝起き声が聞こえる。
「来ちゃった」
俺は、裏声で可愛らしく言ってみる。
「うぜーし。何しに来た?」
「とにかく開けろ。今日は飲むぞ」
「はぁ‥マジ何?」
と言いつつ、開けるくれる。
マサは口が悪いが優しい奴だ。
やっと開けてもらい、室内に上がり込む。
マサの家は、汚いが落ち着く部屋だ。
俺はコンビニで買って来た酒と食べ物を袋から出す。
「んで何しに来たわけ?」
「だから飲むつってんだろ」
「急だし。しかもなんで俺ん家?」
「お前っ家なら汚れても良いかと思って……テヘっ」
男相手にぶりっ子してみせる。
「キメー!どうせココちゃんと何かあったんだろ?」
「………」
「‥やっぱりな。まぁしゃーねー。聞いてやっか!」
「流石マサ!」
ボサボサ頭でジャージ姿のマサが格好良く見えるから不思議だ。
「んで何された訳?またドタキャン?」
マサは缶ビールの蓋を空けながら俺に尋ねる。
「違う、ケンカした。ココが余りにも我が儘言うから。で、キレて店に置いて来た」
俺はビールを一気に半分消費する。
。