完全秘密主義恋愛♥


*****

「あら?安藤は?」


宝が教室の入口に立っていた。


「…走ってどっか行った」


頭だけ宝の方を向いて答える。



…宝の表情で事を理解した。


「宝、あんたでしょ。安藤をこっちに来させたの」

「えへ、分かった?」


悪びれもなく舌をペロッと出して笑った。


それがカワイイんだからまた憎い。


「して、ご反応は?」


宝が近くに寄って来てイスに座った。


「…さあ?」

「その一瞬の間は何!?」


うっ…と、言葉につまる。


だって、どう言ったらいいんだよ。


「……『反則』なんだって」

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