完全秘密主義恋愛♥


そう。宝は規格外の美貌を持ち合わせているうえに、スタイルもかなり上々。


だから、宝に褒められても褒められている気がしない。


宝はブンブンと首と手を横に振って、否定の意を表した。

「何その情報ねつ造は!あたし結構肉あるからね!?」

「それは女性として必要な分だけの肉でしょうが」

あたしはお茶をひと口飲んでから、バッサリきった。


まあ、それだけの美人なのにそれを鼻にかけずに謙虚なのが、宝のまた別の魅力のひとつでもあるんだろうけど。


2人のやり取りを見ていた宝のお母さんが口を開いた。

「でもねぇ体重は置いといて、瑆乃ちゃん高校生になってから大人っぽくなったわよねぇ。彼氏とか好きな人とかいないの?」
「ッゲホッ、ゴホンッ」

思わずむせた。

キング・オブ・ウェイですみません。

宝がニヤニヤしながらあたしを見てくる。

何だキサマ、その目は。

宝の目に気付いた宝のお母さんが目を光らせた。


「あらあ、その反応は図星ねえ?好きな人?それとも彼氏?」

宝のお母さんが楽しそうに身を乗り出して聞いてきた。


やっぱり宝のお母さんだけあって整った顔立ち。白くてハリのある肌は老いを感じさせない。

< 86 / 147 >

この作品をシェア

pagetop