完全秘密主義恋愛♥
そう。宝は規格外の美貌を持ち合わせているうえに、スタイルもかなり上々。
だから、宝に褒められても褒められている気がしない。
宝はブンブンと首と手を横に振って、否定の意を表した。
「何その情報ねつ造は!あたし結構肉あるからね!?」
「それは女性として必要な分だけの肉でしょうが」
あたしはお茶をひと口飲んでから、バッサリきった。
まあ、それだけの美人なのにそれを鼻にかけずに謙虚なのが、宝のまた別の魅力のひとつでもあるんだろうけど。
2人のやり取りを見ていた宝のお母さんが口を開いた。
「でもねぇ体重は置いといて、瑆乃ちゃん高校生になってから大人っぽくなったわよねぇ。彼氏とか好きな人とかいないの?」
「ッゲホッ、ゴホンッ」
思わずむせた。
キング・オブ・ウェイですみません。
宝がニヤニヤしながらあたしを見てくる。
何だキサマ、その目は。
宝の目に気付いた宝のお母さんが目を光らせた。
「あらあ、その反応は図星ねえ?好きな人?それとも彼氏?」
宝のお母さんが楽しそうに身を乗り出して聞いてきた。
やっぱり宝のお母さんだけあって整った顔立ち。白くてハリのある肌は老いを感じさせない。