妖魔05~正道~
「ハンス=ウィーガー」

「よう、待ってたぜえ」

服装はミールオルディンの軍服に変わっている。

相変わらずの大剣も装備されている。

何故、血まみれなのか。

「気になるかあ?」

「何を、した?」

嫌な予感しかしてこない。

「ここに来る途中でよお、エネルギー収集がてら死んでもらったんだがなあ」

「何を殺した?」

「ああ、待機してる奴等だよお」

『ギャハハハハハ!ミックスジュースは上手かったぜえ?』

剣も相変わらず喋るようだ。

しかし、不愉快そのものでしかない。

「同じ組織じゃないのか?」

「最近よお、思った事があるんだよお」

「何だ?」

「俺も戦いが好きなんだって事さあ」

「だから、何だ?」

『ギャハハハハハ!わからねえのかよ!お前のような奴と戦わなきゃ気がすまねえって事だよ!』

「そうか」

俺と戦うために、自分の寿命を延ばす準備をしたという事か。

敵味方など、関係ないのだ。

「女性をいたぶった奴等に可哀想だの何だの言うつもりはない。ただ、お前だけは完全に蘇る事無く倒しておかなければならないな」

記憶があろうがなかろうが、もはやどうでもいい事だ。

ハンスを生かしておいては、今のような惨事がいつまでも続く。
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