妖魔05~正道~
ごまかせば余計にややこしくなる。
「そうだ」
「何で、隠したんですか?」
「お前を巻き込みたくなかったから」
「私は、ずっと、一人だと、思っていたのに」
何かを言えばいいわけになる。
「すまない」
「私は、解りません」
「ちーずる」
数歩先にロベリアの妹が立っている。
「ジャスミン」
「私の命よりも大切な物を勝手に持って行くなんて、後でお仕置きするわよ」
「ロベリアさんは丞さんに会いたいと言ってる。ジャスミン、あなたのやり方は、間違ってる!」
「関係ないわ。行くわよ、千鶴!」
「丞さん、契約破棄はしてます!後は、お願いします!」
「何?」
千鶴は俺にビンを託す。
すると、千鶴は黒き鎧を纏い始めた。
黒き鎧を纏う際には、遠距離でも可能なのか。
ジャスミンの能力か。
それとも、千鶴の能力か。
「ロベリア、すまない。俺は吟を」
『王子様とお姫様の幸福こそ、真なる明星』
「お前は、心が広いな」
しかし、俺は妹の千鶴と闘えるか?
ロベリアは妹であるジャスミンと闘えるか?
「そうだ」
「何で、隠したんですか?」
「お前を巻き込みたくなかったから」
「私は、ずっと、一人だと、思っていたのに」
何かを言えばいいわけになる。
「すまない」
「私は、解りません」
「ちーずる」
数歩先にロベリアの妹が立っている。
「ジャスミン」
「私の命よりも大切な物を勝手に持って行くなんて、後でお仕置きするわよ」
「ロベリアさんは丞さんに会いたいと言ってる。ジャスミン、あなたのやり方は、間違ってる!」
「関係ないわ。行くわよ、千鶴!」
「丞さん、契約破棄はしてます!後は、お願いします!」
「何?」
千鶴は俺にビンを託す。
すると、千鶴は黒き鎧を纏い始めた。
黒き鎧を纏う際には、遠距離でも可能なのか。
ジャスミンの能力か。
それとも、千鶴の能力か。
「ロベリア、すまない。俺は吟を」
『王子様とお姫様の幸福こそ、真なる明星』
「お前は、心が広いな」
しかし、俺は妹の千鶴と闘えるか?
ロベリアは妹であるジャスミンと闘えるか?