★ブルーの彼方★
「掃除洗濯はどっちか出来る方がやる。



ってなってて休みの日とか、出来そうな日にやってて。



だから結構いい加減になりがちだし。



ご飯だって、恋人が出来てからは、用意される回数減ったし」



 何だか、母の悪口を言っていると寂しく思えてきた。



たった…たった一人の家族なのに…



「夏季も、色々あるをだな」



 視線をコンクリートに落とし、了は言った。
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