★ブルーの彼方★
「そんな……そんなことに、なってたなんて」



 私もいつしか、涙声になってた。





 了は涙を拭いながら、走り去っていった。





 了はどれだけの悲しみや、憎しみ…苦しみを背負ってきたのかな…



私はなにも知らずに、毎日笑って過ごしてきた。


確かに色々と嫌がらせをされて悔しい!!



けど、彼の方がきっと、何十倍も何百倍も辛かったに違いない。
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