★ブルーの彼方★
寂しい夜に…★*





 薄暗い街頭を頼りに、バッグから玄関の鍵を探しドアを開けた。





 真っ暗で、しんと静まり返っている…




いつものことなんだ。




だけど今日は、何だかとっても孤独を感じる。




昨日は失恋メールに泣き崩れ、ベッドに潜り込んでいたから、一人でもなんともなかった。




でも今日は、さっきまで了といたせいもあるかもしれない。




それに明日、あてもなく木村君を探すのかと思うと、心細い。




自分で決めたこととはいえ…。
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