神風

「あと頼む。」


「…え?」


あたしは彼の言葉を聞かず楽器だけ急いで片付けてかばんをつかんで校門を出た。


後ろから聞こえる飛鳥と和志の声は無視した。


ただただ走った。


夏らしい生暖かい風の吹く日だった。
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