神風
あたしはさっさと着がえ始めた。
彰より早く着がえてやるもん。
でも、他校の男の子ってどこにいるんだろう?
全員今日からのはず。
もう着がえて行っちゃったとか?
『ここじゃないか?』
外から声がする。
まさか入ってこないよね…
ガチャー
「わー!ごめんなさい!」
入ってきたおそらく同じ部屋の男の子。
とりあえず女の子がいたことに驚いたらしい。
奇跡的に着がえ終わっていたからよかった。
「着がえますよね?すぐ出ます。」
先輩っていうこともあるから一応敬語。
そそくさとグランドへ向かった。