空に響け~僕達の生きた時~
僕が「やめろ!!

雪さんから音色をとるな!!!」

何故この時、

音色と言ったのか分からないが

僕がそういうと…

体の色が…すこしずつ…

元の色に戻っていった

「良かった…」

ぼくがそう呟いたのと同時に

また声が聞こえた…

-君の大切な音色…

小さな音色…

君達の世界…

壊れそうな世界…

まだ…

この音色が

響き続けることが

できるのならば…

私は…

歌い続ける…

あなた達のために…

この…ちいさな

壊れたマリオネットが…

あなた達の歌を

歌ってあげる…-

そう…聞こえた。
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