アジュール・ウィング


「えっ…?」


耳元で囁かれた、あたしの名前
しかも…聞き間違えなのか
わからない


「……來実」


聞き間違いじゃないんだ
呼び捨て、してるんだ


どんどん心臓が加速する



「來実はさ…」


腕の力を強めていく



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