ただ、君に名前を呼んで欲しかった。



「悪い噂しか知らないけど。」


堀は中沢の前だけ
明るいんだ。


「だよなー」


「未菜のコト探しにいく?」

堀は俺が中沢のコト好きなのは
知っているのかな?


「あぁ。」


とりあえず探し始めた。

まずは空き教室から。



ここ塾のくせに
無駄に広いんだよ。


学校みたいなんだよなあ。


はあ...



「ねぇ...未菜のコトそんなに
好きなの?」



< 33 / 69 >

この作品をシェア

pagetop