侍は生きている

「新見…」



「俺もなんだ……」


新見も呪いに?


「俺はもう…肩だけじゃねぇ…」


えっ…ってことは…
痣が…命を蝕んでんのか?



そんな…


「助かるには…妖刀を4本そろえるしかないんだ…」



「そうか…」


「だから…俺にくれよ…」



助けてやりたい…

でも…


これをあいつにやったら…

俺は死ぬ。


それだけじゃねぇ…

俺の家族も…



高杉の血が滅びる…。



「やれねぇ…」


「お、お前!!!」

「俺だって助かりたいんだ…」




「そんな…」


「だから…一緒に集めよう」




「高杉……」


さぁ、俺の仲間になれ、助けてやる。



「ヤダね!」

「えっ?」
< 9 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop