手紙〜高校受験〜
シンが帰った後、飛駆はひとりで亜由穂のことを考えた。


(あいつのメールを見る限り俺のことは心配してない。家にも来ていないようだ。まぁ俺がこんな状態だってこと知らないからな…。でも、もう少しくらい心配してもいんじゃないか…)

亜由穂のことを考えていると悲しいような切ないような…でもどこかしら甘い気持ちになるということに、飛駆は気づき始めていた。



そしてもうひとつ考えなければならないことがあった。


シンがとっても楽しそうに亜由穂のことを喋っていた…。




病気のせいかわからないけど、体中から熱が染みでるような感覚におちいった。



飛駆はベットから落ちるようにして意識を失った。





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