手紙〜高校受験〜
飛駆が目を覚ましたとき、目の前に亜由穂がいた。



「アユッ!!!」




思わず叫んだ。






「かわいそう…。」




その声は明らかに亜由穂ではなかった。



知世だった。


知世と飛駆はもともと仲がよかったから飛駆は何も違和感を覚えなかった。




知世が涙目で飛駆を見つめた。





「ショックかもしれないけど…」


知世は飛駆にここ数日間のことを全て話した。




飛駆はうつむいて鼻をすすった。





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