手紙〜高校受験〜
飛駆の容態が落ち着いた。



時間はちょうど9時だった。



まだ飛駆の意識は戻らないものの、知世は飛駆のそばにいた。



飛駆のお母さんは状況がよく判断できずに焦っていた。


すると知世が、

「あたしは飛駆くんの彼女です。」


そう断言した。


飛駆のお母さんが言葉を返す前に、知世は

「亜由穂は飛駆くんの親友と付き合っています。飛駆くんはすごく悲しんでいました。だからちぃ…あっ私は飛駆くんの隣にいよう!って思ったんです。」




そう言い切って知世は病院を後にした。







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