三つの月の姫君
「ないがしろな台詞と、魂の抜けた構えは効かないな」


「あち……僕は直接父からはあんまり教えられたことはないんですが、よく母が父の代わりに教えてくれました。ひとの痛みを知れと」


「説教か。ママに、おいたはいけませんてか」


 ミスターはせせら笑った。


「まあまあ、誤解しないで下さいね……あなたなんて、いつでもヤれるんですから……なーんて。お腹空いちゃいましたよねっ」



< 55 / 223 >

この作品をシェア

pagetop