Light desired ~希望の光~
「シェイド、またあの力使ったな」
「しょうがねぇよ、あの時使わなかったら逃げられなかったしな
でも、その代り『人魚の涙』はとったよ ほらっ」
そう言うとシェイドはブローチをケイトに投げた
「うわぁっ!!」
いきなり投げるからびっくりしたケイト
けど、そこはナイスキャッチした
「ったく急に投げんなよな 傷でも付いたらどうすんだ」
傷が付いていないか確認するケイトをよそにシェイドは冷蔵庫を開け
ペットボトルのお茶を取り出し一気に飲みほした
「あ~疲れた」
「そりゃそうだあの力を使ったんだからな しっかり休めよ
今日はレストランで働いてもらうからな」
「まる一日休ませろよ!しかも今日ってあと5時間しかないじゃん!」
ここ『Satan』は8時開店することになっている
朝はけっこう客がくる
朝ごはんをここで食べて仕事に行く人が多い
「一人で全部するのは結構こたえる!手伝え!」
「やだ!」
「拒否なし!決定事項だ」
「はぁ~………やだな(ケイトは頑固だからなぁ~)」
「なんか言ったか?」
「いえっ!なんでもありません!」
「そうだ ほらっ薬飲んどけよ」
ケイトがシェイドに薬を投げた
「そうだ…力を使ったら飲まなきゃな…」
「それと、今回の獲った『人魚の涙』あいつのところに送っとくな」
「ああ、よろしく 俺は8時まで寝とくから時間になったら起こしてくれ」
「わかったよ お疲れさんしっかり休んでな」
「おやすみ」
そう言うとシェイドはソファーに寝転んで10秒もたたないうちに寝てしまった