Light desired ~希望の光~




「…え?」


「ん?聞こえなかったか?明後日の準備手伝えと言ったんだ」



急に言われたので反論が出来なたったシェイド

何か言いたかったけれど言葉が出てこなかった





何も言い返してこないシェイドにケイトはふっと鼻で笑った



その行動が頭にきてしまったシェイド

怒ろうしたが





「お前はなにも考えなくていいんだ」





ケイトはそう言いシェイドの頭に手を置いた

そして頭をぐしゃぐしゃになでた


シェイドは驚いて目を丸くしていた





「お前の考えてることぐらいわかる
 顔からにじみでてるからな

 今更そんなに気にしてもしょうがねぇだろ」




そう言われてしまったためか

ケイトにシェイドは怒ろうとしていたが


なぜか怒る気がなくなってしまった






ケイトは明後日の出店の準備のために

奥にある調理場に行った





一方シェイドは一番窓が近いイスに座り

窓を開けた


そして悲しい顔をして青い空を見た






(ハル達は元気にしてるだろうか…)

















シェイドは長い時間空を見上げていた



ずっとずっっと


























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