Light desired ~希望の光~
「はぁはぁ、やっと追いつめたぞぉ はぁはぁ…」
ファリーは走りまわって息を切らしている
一番に怪盗シェイドに追いついたからだ
だが、警察に囲まれているのに怪盗シェイドは余裕の笑みを浮かべていた
「警察さんもたいへんですね~
毎回俺を捕まえようとしていつも空振りするおまぬけさん!とくに、ファリー警官」
「っうっせー!!
俺は怪盗シェイド お前を捕まえる!」
ファリーはその言葉と共に怪盗シェイドに指をさした
「何回目かな?
その言葉を聞くのは…」
「ふっ、それを言えるのは今のうちだ!なぁ、アウシ」
ファリーの次にこの行き止まりのところにきたのはアウシだ
アウシはファリーの隣りで腕を組んで突っ立ていた
「あぁ、さぁお前が盗んだ『人魚の涙』 返してもらをうか」
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『人魚の涙』とは、
昔、人魚がいたころ、人魚が大切な人を亡くし毎日涙を流したという
その涙が固まり、大きな水晶になった
そんな伝説がある水晶をつかって作ったブローチ
その伝説は世界的にも有名でこの国の国宝にもなっていた
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