教育実習日誌〜先生と生徒の間〜
可哀想だと思ったけれど、これを放っておいたら、もっと可哀想な結果になるかも知れない。
後悔してほしくないし、私も後悔したくない。
本当は、違うと言って欲しい。
聞くのが、とっても怖いんだよ。
だけど、打ち明ける方がずっと怖いよね……。
「……美羽ちゃん、私のその時の気持ち、理解できる、よね?」
美羽ちゃんは、静かに、頷いた。
背筋が、ひんやりした。
でも、まだ確定した訳ではない。
ちゃんと彼女の口から、真実を引き出せますように。
話を続ける。
「それでね、大学サボって家でひとり、泣いてたの。
たまたまそこに、彼が合鍵使って入ってきて。
……私の部屋に腕時計を忘れてったみたいで、まさかサボって私が家にいるとは思わないから、勝手に入ってきたのね。
『たまごク○ブ』開いて泣いてる私を見て、すぐに状況がわかったみたいで。
すっごく心配されたの」