教育実習日誌〜先生と生徒の間〜
外れて欲しかった、私の『予想』……。
いつも先生に『菫の妄想は、突拍子もないよな~』なんて言われてた。
今回も単なる私の『妄想』だったら良かった。
なのに、こんな時に限って当たっちゃうなんて。
『私も、もしかしたら、妊娠の可能性があるかも知れない』
それを誰にも言えずに、今までずっと一人で抱えていたんだね。
その気持ちが、痛いほど解る私にできること。
一刻も早く、確かめなくてはならない。
私だって、怖くてできなかった。
でも、もしも勘違いじゃないとしたら、美羽ちゃんは既に『つわり』が始まっている。
彼女が続けられなかった言葉を、私が引き継ぐ。
「妊娠の可能性があるんだよね?」
その言葉に、美羽ちゃんの体がぴくりと反応して。
机に突っ伏したままの頭が、2回、縦に振られた……。