ギブ・ミー・ヘブン
蓮くんと話している内に、嵐は戻ってきた。
「ごめん。指名被ってて。」
グラスに氷を入れながら私を見て言った。
「前にも俺とぶつかって転んでたよね。」
彼は笑いながら、
「よほど前見て歩かない人なんだね。」
と言って、私を見た。
「なんか縁でもあるのかと思って連れて来たんだよ。」
こういう思わせぶりないたずらっぽい台詞がぴったりはまる容姿だった。
小さな顔に、整った目鼻立ち。名前とイメージがつながらない。
「でも、お向かいさんではないんでしょ?」
グラスのお酒を飲み干しながら私が訊くと、
「いや、向かいだよ。見たことあるなと思ってた。家の目の前に自販機二台並んでるでしょ。このまま飲んで一緒に帰ろうか。」
私の目は点になっていたに違いない。
またいたずらっぽく笑っている。
その時、
店の照明が急に落ちた。
「ごめん。指名被ってて。」
グラスに氷を入れながら私を見て言った。
「前にも俺とぶつかって転んでたよね。」
彼は笑いながら、
「よほど前見て歩かない人なんだね。」
と言って、私を見た。
「なんか縁でもあるのかと思って連れて来たんだよ。」
こういう思わせぶりないたずらっぽい台詞がぴったりはまる容姿だった。
小さな顔に、整った目鼻立ち。名前とイメージがつながらない。
「でも、お向かいさんではないんでしょ?」
グラスのお酒を飲み干しながら私が訊くと、
「いや、向かいだよ。見たことあるなと思ってた。家の目の前に自販機二台並んでるでしょ。このまま飲んで一緒に帰ろうか。」
私の目は点になっていたに違いない。
またいたずらっぽく笑っている。
その時、
店の照明が急に落ちた。