ピュリファイ:お金がない!
あたしは、手紙を、エージに渡した。


エージは、さらっと読んで、ユリさんに渡した。


ゆりさんは、おでこに、右手の人差し指を当てて、考え込んだ。


「まさか、いたずらってことはないよね?」


ユリさんは、おばさんに聞いた。


「まさか!・・・と思うけど。」


「この字は、おとうさんが書いたものだと思う。」


あたしは、言った。


「おとうさんは、冗談を言える人じゃなかった。」


「俺、もう、なんでもやるよ。

 家、なくなっちゃうし。

 このままだと、この冬には凍死だし。」

エージは、力なく、ははは・・・と笑った。

「どういうこと?」

おばちゃんが、聞いた。

「父が借金残して、自殺したんです。

 それで、裁判所から、家にもうすめないから出て行け、て通知が来たんです」

「あら・・・。」

おばちゃんは、なにをどう慰めたらいいのか分からない、と、困った顔をした。

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