恋愛をしてはいけない訳



別れたことを疑問に思いながらも
時間は過ぎていった。



時間が経つにつれて
彼のことも薄れていった



新しい学校生活に慣れるのに
必死だったせいか
友達が慰めてくれたせいか

たった2週間程で傷は癒え
寂しさは友達が埋めてくれた。


学校とバイトと新しい友達、地元の友達
その両立が忙しくて
彼のことを考える時間も少なくなっていた


そんなある日の学校帰り私はバイトに向かっていた


反対側に歩いているカップル
身長差は30cmくらいある

ふと思いだし懐かしいと思っていたら
よくみると最近別れた彼だった


その時は足が止まり
胸がモヤモヤしたが涙は出なかった

ハッと思い
私はバイトへと足を急がせた。





不思議と悲しいと言うよりか
吹っ切れた気分だった。


そう友達にも笑い話しにしていた





だけど本当はそう思いたかっただけかもしれない。


今もまだ捨てずに取ってある
プリクラとお揃いのストラップ、記念日に書いてくれた手紙、カンバッチ‥

くだらないものばっかだけど
その時は宝物のように思えた。


これからも捨てる気はない
思い出として残しとくくらいいいよね?



それからまた彼のことで
頭がいっぱいになった



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