狼くんと放課後LOVE(仮)

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「ねぇ、美穂…あの帽子可愛くない?」

宮崎くんと放課後を過ごさなくなって気づけば数週間が過ぎていたある日。


いつものように美穂と2人で帰る帰り道。小さな雑貨屋さんを覗いてみたら、濃い紺色に真っ白なラインとボンボンが付いているニット帽を見つけた。



「なんか…宮崎くんに似合うかもしれない」


宮崎くんの顔を思い浮かべながらポツリと呟き見入っていたら


「あぁ、意外と似合うかもしれないね」

あの恐い顔にボンボン…ウケるかもとクスクスと笑う美穂。


「ヒドッ!可愛いと思うんだけどなぁー」


まだ笑いが止まらない美穂にむくれながら言った。



「じゃあさ、その帽子、宮崎くんにプレゼントしてみたら?もうすぐクリスマスだし」



「クリスマス?」



そっかぁ…きょうからもう12月だもんね…。気づけば街はクリスマス一色に染まりクリスマスソングが街中に溢れていた。



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