狼くんと放課後LOVE(仮)
【莉子side】
うそ…どうしよう…ヤダ…なんで宮崎くんがここにいるの!?
あたし達の姿を見てあたしから逃れるように走り出した宮崎くん。
酒井くんと2人でいるの見て、宮崎くんきっと誤解したんだ!
ヤダ…ちょっと待って…行かないで!あたしを置いて遠くに行かないで!
「待って!!宮崎くん!待って!!話を聞いて!!」
気づいたら体が先に動き出し、逃げるように走り去っていく宮崎くんを追いかけていた。
このままじゃダメ!!このままじゃ…二度と宮崎くんの元に戻れなくなってしまう!!
ヤダ…ヤダよ!!
「まって…おねがい…まって!!」
どんなに叫んでも、宮崎くんの背中は段々小さくなっていくばかり。
「いやだよ…いかないで…あたしからはなれないで…」
次第に真っ暗になっていく世界の中、消えてしまいそうな宮崎くんの背中に向かって叫んだ。
「あなたが好きなの!!あなたじゃなきゃダメなの!!
だから…あたしからはなれないで!!
置いてかないで…!
おねがいだから…」