狼くんと放課後LOVE(仮)
「どうした?早く押せって」
まだ2人に気づいてない俊輔が俺の耳元で急かすように言っている。
「大輝…?どうした?」
「なんでだよ…?」
「へっ?」
「なんでなんだよ…!?」
気づいたら大声で叫んでた。
その声に気づいた莉子と酒井。
一瞬で周りの空気が全て凍りついたように感じた緊張感が俺達の間に流れた。
強張った表情で「宮崎くん…」と莉子が俺の名前を呼んだ。
「なんで…」
「宮崎くん!」
俺は、駆け寄ってくる莉子に背を向けてこの場所から逃げるように気づいたら走り出していた。