狼くんと放課後LOVE(仮)
「マジ…で?」
瞳を大きく見開きながらそう聞いてきた宮崎くんに
「うん。大マジ」
ハッキリとそう答えたあたしの頬は、きっと茹で蛸以上にみたいな真っ赤だと思う。
少しの間、互いに見つめ合ったまま沈黙が流れた。
そして、突然「ヤッター!!」とまるで子供みたいに宮崎くんが叫んだかも思うと
目の前が真っ暗になって顔に何かがぶつかった感触がして、腕と背中に回された何かが、あたしを力強く締め付けていた。
これって…これって…!?
「ありがとう、マジで嬉しい」
肩にちょこんと当たる宮崎くんの顎の感触。耳元にかかる宮崎くんの息。あたしを包むあったかいぬくもり。
ようやく気づいた。
宮崎くんに、あたし…今…抱きしめられているんだ…。