狼くんと放課後LOVE(仮)


「マジ…で?」


瞳を大きく見開きながらそう聞いてきた宮崎くんに


「うん。大マジ」


ハッキリとそう答えたあたしの頬は、きっと茹で蛸以上にみたいな真っ赤だと思う。



少しの間、互いに見つめ合ったまま沈黙が流れた。



そして、突然「ヤッター!!」とまるで子供みたいに宮崎くんが叫んだかも思うと

目の前が真っ暗になって顔に何かがぶつかった感触がして、腕と背中に回された何かが、あたしを力強く締め付けていた。



これって…これって…!?



「ありがとう、マジで嬉しい」



肩にちょこんと当たる宮崎くんの顎の感触。耳元にかかる宮崎くんの息。あたしを包むあったかいぬくもり。


ようやく気づいた。
宮崎くんに、あたし…今…抱きしめられているんだ…。



< 73 / 236 >

この作品をシェア

pagetop