マスク・ドール
「イギリス…。魔女の本家本元ね」

ヒミカも難しい顔をしている。

「ええ。でも当時はあんな立派なモノじゃなかったわ。木製だったしね。わたしの糸と炎で倒せたんだけど…まさか最新式になって、よみがえっているとはね」

参ったというように、肩を竦めるルナ。

「でもその『人形』の造られた意味はなんですか?」

キシが苦笑しながら、ルナに問いかける。

「彼女は自分以外の美貌の持ち主と、才能ある女性を妬んだ。その嫉妬心がマスク・ドールに宿り、そういう女性を狙うようになったの。顔剥ぎはその嫉妬の為、魂はマスク・ドールの動力源として吸い取られてしまうの」

「ならマスク・ドールを破壊すれば、魂は解放されるんだな?」

「マカの言う通り、と言い切りたいけど…ちょっと難しいのよ。何せ魂を直にエネルギーとしているからね。かなり魂に傷がつくみたいで、完全に直るのに時間がかかるみたい」
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