よ つ の は
『僕も 最初はそう思ったよ…
でも、そうするなら 彼女との結婚も、子供を産むことも許さないって 彼女のお父さんが…』
「そ、そんな… 許さないも何も、これは良治と彼女の問題だろ?!
親父さんは関係ないじゃんか!」
『ミヤビ…
結婚する、子供を育てるってことは そんなに甘いことじゃないよ…
僕はこれから夫として、父親として、それに社会人としての責任を持つことになるんだよ。
だから、お父さんが言ってる事は 大人として正しい事なんだ…』
「何だよそれ! 大人として? そんなの知ったことじゃねぇよっ!
良治には良治の人生があるだろっ!
何でそれを犠牲にしてまで、親の言いなりになんなきゃいけねぇんだよっ!」
『ミヤビ…、この人生は、僕が自分で選んだ人生だよ…』
「り… 良治… 」
『ミヤビには ずっとお世話になってきたけど、これからは僕も ちゃんと自分で生きていくよ。
何も無かった僕を、バンドに誘ってくれてありがとう。 すごく楽しかったし、生きてるって実感があった…
ミヤビたちと一緒に立った、フォリックのライブ… 最高だったよ』
「良治… じゃあもうバンドは脱退するんだな」
『うん、今までほんと ありがとう…』
でも、そうするなら 彼女との結婚も、子供を産むことも許さないって 彼女のお父さんが…』
「そ、そんな… 許さないも何も、これは良治と彼女の問題だろ?!
親父さんは関係ないじゃんか!」
『ミヤビ…
結婚する、子供を育てるってことは そんなに甘いことじゃないよ…
僕はこれから夫として、父親として、それに社会人としての責任を持つことになるんだよ。
だから、お父さんが言ってる事は 大人として正しい事なんだ…』
「何だよそれ! 大人として? そんなの知ったことじゃねぇよっ!
良治には良治の人生があるだろっ!
何でそれを犠牲にしてまで、親の言いなりになんなきゃいけねぇんだよっ!」
『ミヤビ…、この人生は、僕が自分で選んだ人生だよ…』
「り… 良治… 」
『ミヤビには ずっとお世話になってきたけど、これからは僕も ちゃんと自分で生きていくよ。
何も無かった僕を、バンドに誘ってくれてありがとう。 すごく楽しかったし、生きてるって実感があった…
ミヤビたちと一緒に立った、フォリックのライブ… 最高だったよ』
「良治… じゃあもうバンドは脱退するんだな」
『うん、今までほんと ありがとう…』