Love Slave
鳥肌が一気にゾゾーッと出来る。いつもよりも脅迫文句が強い。


「ちょっと待ってよ、彼女は僕が送るよ」


反論した副会長に対し、会長はギン!と眼力を発動させた。その眼を見て、副会長はすぐにひるんでしまった。


「・・・分かったよ。ごめんね、撫子ちゃん。また、明日」


副会長は淋しい背中を見せつつ、車に乗り込み、車窓から手を振る。そのまま学園から去った。



会長のリムジンが来て、強制的に乗せられる。いつもの事だけど、今日は特に強いように思った。


「・・・・・・・・」


「・・・・・・・・」


車内は険悪モードに包まれる。異様な空気。
会長がいつも以上に恐い。腕組みしながら何でそんな不機嫌そうにしているの?


「・・・・なあ」


「はい?」


会長がやっと重い口を開いた。いきなりだからびくびくしてしまう。


「お前、誠一郎と付き合ってるのか?」


「つ、付き合ってません!」


今日は恋愛関連の事を聞かれまくってるなぁ。新聞部といい、副会長といい、会長まで・・・。


「アイツはやめといたほうがいいぜ~。女好きでナルシストで趣味は鏡集めだし」


副会長のイメージダウンみたいなこと言ってる。どんだけ意地悪なんだ、このS男。アンタの有能な右腕じゃないのか。


「ふ、副会長がそんな人だろうと優しくていい人です!」


「ほほう?」


イグアナみたいにのそのそ近付いてきた。本当に食べられてしまいそうだ。


「お前にとって、俺は何だ?」


「・・・・ご主人様です」


「それじゃ、俺にとってお前は何だ?」


「・・・・奴隷です」


「よろしい♪」
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