Love Slave
「コイツの意見に同感だ。お前は逃げてるだけじゃねぇのか?」


「・・・・・・」


「家出して、学校に寝泊まりして、現実逃避してるガキじゃねぇか」


不穏な空気が流れる。息苦しくて、めまいはするし、窒息死してしまいそうだ。


「・・・お前には、関係ない」


「んだと、こらぁ!!」


「ちょっと、会長!」


椚先輩の一言が、会長の堪忍袋の緒を切ってしまった。


「だいたい前から気に食わなかったんだよ。会計が出来るからここに入れてやったのによ」


「・・・・・・・」


表情を一つ変えない椚先輩に、会長はびしっと指を指した。


「今日でお前は生徒会解雇だ!!」


私は絶句した。何てことを言うんだ・・・・・。
なのに、椚先輩は隣でぼそっと呟いた。


「・・・好きにしろよ」


「おー、何だ何だ?略奪愛か、ひっく」


マダ先生が割り込んできた。顔がかなり紅潮している。相当飲んでるな、これ。呂律だって回ってないし。


「酒が切れた、買ってきて」


まだ飲む気か。それ以前に、うちらは未成年だから酒類は買えないし。
っていうか、空気が読めない先生・・・・。


がたんっ


「く、椚先輩?」


荷物を総てカバンに敷き詰めて、背負う。


「・・・アンタの足は完治した。俺はもう用済みだ」


「そんな・・・・」


椚先輩は他のメンバーの挨拶もせずに、別荘から出てってしまった。
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