Love Slave
「結婚式っていつやるの?」


「2時から、大聖堂にて行います」


外部から来た人が訪ねているのを聞いて、本来の目的を忘れるところだった。


「こんなことしてる場合じゃないですって・・・・・ば!?」


私の周りは人、人。
その中に、生徒会メンバーがいるはずなのに自分の視界の中にいない。


「嘘でしょ・・・・・?」


迷子になった。はぐれた。


「ホントにもう!」


私はパニクッて、辺りをぐるぐる回る。だけど、メンバーと巡り会うことが出来なかった。
携帯は電波妨害で使えない。これではただのおもちゃだ。



「しまった、人気のないとこ来ちゃった・・・・」


気づけば、メイン会場の外れに来てしまった。現在位置もよく分からない。月光学院なのは確か。


「何て広いんだ、この学校は・・・・」


うちの学校よりも広いかも。


「どうしよう、みんな・・・・」


「あら、もしかして・・・・もとかさん?」


背後から高飛車な声がした。聞き覚えがある。
ロボットのように振り向く。


高級毛皮のコートを着た三枝繭とその隣には、彼女の結婚相手・草薙大和の姿がそこにあった。


「招待状がちゃんと届いたのね!それで、繭たちをお祝いに来てくれたんだ!っていうか、どうしてうちの学校の制服着てるわけ?」


「あ、あの・・・・・」


生徒会メンバーでも、違う意味でのメンバーと遭遇。


(そうだ、私は会長を奪還しに来たんだ)


「せっかくだから、貴女だけ特別に見せてあげる~」


「え・・・・・?」
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