Love Slave
つまり、それは嫌々の結婚。
完璧なる政略結婚ってこと?


「草薙を取り戻す?イエスかノーか」


yes or no


なんて究極な選択。


(私はこのまま帰るか・・・・・)


奴隷から解放されて一週間足らず。楔は外されたはずなのに、心が何かに囚われている。


ううん、それは自分自身が一番分かっていること。


ここまで来たのなら、もう後戻りはできない。


「・・・・・yes!」


「そうでなくっちゃな、早乙女ちゃんは。それじゃ、行こうか」


「行くって何処へ?」


確か、朗報があるって話したよね?


マダ先生が向かう先は離れの校舎。しかも、生徒会棟よりもゴージャス。入口にはしっかり警備員がいるし。


「ちょっと先生!やばいですって、ここ関係者以外立ち入り禁止ですよ。つまみ出されますって!」


冷や汗を流しながら言うと、先生はケロッとした表情で言った。


「関係なくないもん。だって俺、この学校の理事長の息子だもん」


・・・・・へ!?


「やっほー、元気?遊びに来ちゃった♪」


「これはこれは、侑馬お坊ちゃま。お元気そうでなにより・・・・」


ここに来て、新たな新事実発覚。この先生も金持ちのせがれだったのか。
警備員がペコペコと頭下げてるし。


「ほら、入るよ~」


やっぱ謎すぎる、この教師は・・・・。
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