Love Slave
「ほら、入って!」


「あの、その・・・・」


背中をポンッと押される。


「うわっ・・・・」


眼がチカチカする。生徒会棟とはまた違った豪華さ。
何で校舎よりもこの別館の方がゴージャスに造られているんだ?


最近の学校はみんなそうなのか?


「ちょっと、先生・・・・」


返事がない。


「先生ってば・・・・」


振り向くと、先生どころか誰もいない。


「嘘でしょ?」


あんな強引に誘っておいて、置いてけぼりにするなんて。


(あのバカ教師・・・・!!)


ゲームばかりやってるんじゃないわよ。
もういい。こんな所出てってやる。


「でも、そうなったら・・・・」


会長を奪還できない。yesと返事したのに。


「ちょっと、アンタ!!」


「は、はい?」


突然怒鳴られた。現れたのは月光学院の女子生徒。メガネのロングヘアー。キツネ目をしているせいで、少々不良少女に見える。


「何ぼさっとしてるのよ。さっさと仕事しなさいよ」


「は、はあ!?」


「とぼけないで。アンタ、繭様の介添人でしょ?全く、いつまで待たせる気よ」
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