Love Slave
何だか逆切れしているようだ。
一体何なの、この人・・・・。


「ほら、早く来なさい!」


「え、何・・・・」


強引に引っ張る。女の子なのに、力が強すぎる。


「仕事サボるなんて、いい度胸してるじゃない。殺されるわよ、アンタ」


「あの、私は・・・・」


「つべこべ言わず、ついてきて」


月光の制服着ているからだろうけど、どうやらこの人は私を介添え人と勘違いしているようだ。


最上階の一番奥の部屋まで連れて行かれる。入口もかなりゴージャス。


コンコンコン


「失礼します・・・・」


彼女は恐る恐る入るが、誰もいないようだ。


「運がいいわね。繭様、まだ到着してないみたい。でも、アンタはここにいなさい。式まで時間ないんだから。いいこと、絶対ここから動いちゃダメよ」


言い方がほぼ脅迫に聞こえるのは気のせいか。
足早に出てってしまった。


また一人ぼっちになる。


「何よ、この部屋・・・・」


まるで、中世ヨーロッパを舞台にしたお姫様のお部屋。
本当にマリー・アントワネットが住んでいそうな感じ。


まさか、繭さんの自室?


広すぎる部屋を右往左往とする。


「何、あれ・・・・」


白いレースのようなものが風に吹かれてヒラヒラしている。
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