Love Slave
質問には答えないし、いきなり何を言い出すんだ。


「お、お嫁さんなんて・・・・」


「素敵な旦那さんを見つけたいって思ったことないの?」


「それはその・・・・」


口籠ってしまう。しどろもどろしていると、さらに追い打ちをかけるかのように問いただしてきた。


「バージンロードを一緒に歩く相手が、大和だったらいいのになって思ってない?」


顔が一気に紅潮する。


「からかわないでください!」


「・・・どうやら、図星みたいだね。その相手は、僕じゃなくて残念だよ」


「そういう意味じゃ・・・・」


どんどん声が小さくなる。
私の将来の旦那様があのドSだなんて・・・。


夢は見たことあるが、所詮は夢。


(でも、もし夢が現実になるなら?)


かなり恐ろしいものになるか、それとも・・・・。


「それじゃあさ、リハーサルしない?」


「リハーサル?何のですか」


また訳の分からないこと・・・・。


「せっかく花嫁衣装があることだし、着てみたら?」


「ダ、ダメですよ!!これは繭さんが着るものですから」


「大丈夫だよ、ちょっとぐらい。ほら、誰も見てないし。僕、着付け教室行ってるから」


それとこれとは関係なくないか。何処まで能天気なんだ、この人。


「ほらほら、さっさと着替えないと式が始まっちゃうでしょ」


「や、ちょっ・・・・」
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