Love Slave
そう言われて全身鏡の前に立つ。


「嘘でしょ・・・・」


地味子から派手子になった以上の衝撃。金属バットで頭を殴られた気分。
それ以前に副会長のメイクの仕方上手すぎ。何でこんなに上手い訳!?


「私じゃないみたい・・・・」


思わず手を添えてしまう。自分で自分に見惚れてしまう。


だけど、副会長は「うーん」と唸っている。


「可愛いんだけどね・・・・」


「どうしたんですか?」


その不満要素を口に出す。


「胸が・・・ブカブカだね」


「わ、悪かったですね!!A65ですよ!!」


自分でカップ数を言ってしまった。哀しすぎる。
っていうか、そりゃそうでしょうが。幼稚体型の私がナイスバディの繭さんサイズの衣装を着てるんだから。


「遅くなって申し訳ありません!!」


慌てて入ってきたメガネっ娘。月光学院の生徒なのは確か。
頬を真っ赤にしている。全速力で来たらしい。


「おやおや、可愛い仔猫ちゃんが現れたねぇ」


「あの・・・どなたですか」


「も、申し遅れました。本日、三枝繭様の介添人に任命されました小林・G・マリーガと申します」


見かけは純潔な日本人なのに、ハーフなのか。


「貴女が介添人さん?」


やば、本物が到着しちゃったぞ。
すると、小林さんは目を輝かせる。


「ひょっとして、ひょっとしなくても、三枝繭様と草薙大和様ですね!?」


「はぁ!?」
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