Love Slave
またまた始まった大きな勘違い。
有名なドS会長を知らないのか。それに、三枝繭はアンタの学校の生徒会長だぞ。


「お似合いですよ、繭様!」


この人の目は節穴か。その分厚いメガネの度、間違ってるんじゃないのか。


「大和様はまだお着替えなさっていないのですか。今、係の者を呼びますね」


「あの、えーっと・・・・」


勘違いも甚だしい。っていうか、肝心な本物は何処行った!?


副会長は小林さんの手をぎゅっと握る。


「初めまして、マドモアゼル。草薙大和と申します」


何偽名使って成りきってんの!紳士に彼女の手の甲に口付けする。
その行為に小林さんはメロメロだ。


「きょ、今日一日よろしくお願いいたします」


「うん、よろしく頼むよ」


「はい!」


おいおいおいおいおい。何だか、話がどんどん変な方向に行ってるぞ。


椚先輩も、アル君も、変態教師の所在は不明。
奪還ターゲットではずの会長もいずこへ。


「もうそろそろ時間ですので」


もう結婚披露宴の時間!?


(ど、どうしよう・・・・)


すると、副会長は私の耳元で囁く。


「いっその事・・・・このまま僕とバージンロード歩かない?」


「はあああああああ!??」


何でそんなこと言えるんだ、この能天気副会長め!


そうこうしているうちに、結婚式の時間が迫ってきた。
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