Love Slave
問題、私はどうして月光学院に来て、どうして花嫁衣装を着ているのでしょうか。


答え:生徒会長の奪還のため


・・・・のはずが、何でこうなっちゃったのよぉ!?


もう既に講堂には人が集まっている。学校の生徒だけでなく、世界のVIPまで来ている。
ハリウッドスターとか政治家とか世界的ミュージシャンとか。


一世一代の結婚式の規模が違いすぎる。
何さ、このセレブ感は。一般ピープルの気持ちも考えてよっ。


「繭様、お時間です」


「は、はい~」


って何返事してんだ、私は。完璧に繭さんになりきってるし。


(自分が恐くなってきた)


しかも、「結婚しよう」とか抜かしてたあの能天気副会長は何処へ行った?
また勝手なこと言って、勝手に行方をくらませた。


メンバーもいない、顧問もいない・・・・・。


こんな不在だらけの生徒会で、よくうちの学校が成り立ってるな!
今思うと、感心してしまう。


「繭様、こちらへどうぞ」


(いよいよか・・・・・)


それ以前に標的である会長はバージンロードの先にいるのか?まさか本当に草薙大和に扮した副会長が待ってるとか。


(私としたら・・・・)


っていうか、この状況誰か助けてくれ!両親にも挨拶してないっていうのに(そこが問題じゃないか)。


[新婦、入場!]


結婚式行進曲が流れる。扉が開かれる。
長いレースを小学生の男女が持って歩いてくれる。


一番奥の壇上には、牧師と一人の男性が立っている。


「会長・・・・・?」
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