Love Slave
「その結婚式、待ったああああああああ!!」


風が吹く。誰もが皆大注目する。


毛皮のコートを着た繭さんが超不機嫌な顔をして立っていた。


「何さ、何さ。せっかくの結婚式なのに、繭の会社が緊急事態が発生したって聞いて飛んでったのに。結局何にもなくて、にゃまとは勝手にどっか行っちゃうし・・・・そういうことだったのね」


「あれって繭様よね?」


「それじゃあ、あれは誰だ?」


生徒やVIPは今になって気付いたがもう遅い。
繭さんがずかずかとやって来る。


「今すぐこの結婚式を中止して。納得いかないもん!それに何、何で貴女がウェディングドレス着てるわけ?」


「これはその・・・・」


「おい、繭。俺は・・・・」


「やめてーっ!それ以上言わないで!にゃまとは繭の物なの。ちっちゃい頃からの夢はにゃまとのお嫁さんになることなの。ハネムーンは世界一周旅行って決まってるの。そうに決まってるの!」


すごい未来予想図を描いていたようだ。


「親衛隊!今すぐコイツらを捕まえて」


「何・・・・・?いやっ」


それは親衛隊という名の凄腕SPだ。体格のいい男達に私と会長は捕まる。


「貴女はにゃまとの奴隷ちゃんだったはずよ。繭の言いつけを破ったからには容赦はしない。公開処刑よ!!」


公開処刑だって!?冗談じゃない、本気で私を殺すつもりか。


「やっちゃいなさ―――――――い!!」


パッ


突然、講堂の電気が総て消えた。


「て、停電?」


また騒ぎ出す。


「これじゃあ見えないじゃないのよ、早く電気つけて!」
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