Love Slave
「よく言えました。花マル~」


言い方がどうも引っかかる。
ドSにしか聞こえない。


「それじゃ、帰るか」


「帰るって・・・・何処に?」


それは会長にとって愚問だった。


「俺たちの故郷にさ」


ワアッと歓声が上がる。


「大和様が帰って来るって!」


「そうでなくっちゃな」


「納得いかないよ!!」


喜びを即座に遮断される。


「奴隷だろうと生徒会だろうと、にゃまとは繭の物なの。何度言ったら分かるの?」


「そうだな・・・・あと一億回言ったって理解出来ないだろうな」


「何ですって?」


「お前に俺は似合わない。それは、お前にも分かってることなんじゃないのか」


「そんな事ない・・・・」


「いい加減気付けよ。俺以外に、好きな奴がいるんだろ」


繭さんが口籠った。どうやら図星を射ったらしい。
その人のことを忘れたかった。会長と結婚したいがために。


「お前だったら手に入るさ。その強引さで」


「余計な御世話だよ!・・・さっさと出てって。こんな男、繭の旦那に相応しくない。繭にはもっと・・・・良い人、いるもん」


「・・・・それでは、お世話になりました。お嬢様、どうかその人とお幸せに」


「みんなーっ、学校に帰れるよ」


「・・・やっと終わったか」


「長すぎるほど長かったですね」
< 272 / 281 >

この作品をシェア

pagetop