Love Slave
副会長:「ダンス部を作ってください」

会長:「レオタードで踊れ」

等々力:「それ以前に、ダンスができる先生なんてこの学校にいませんよ」


副会長:「家で飼ってるイグアナが懐いてくれません」

会長:「イグアナの気持ちを考えてみろ」

私:「それ、学校と関係ないじゃないですか!」


副会長:「図書室にエッチな本を置いてください」

会長:「全年齢対象のならOK!」

等々力:「公序良俗を背いたことで教育委員会から苦情が来ますね、PTAからも」


副会長:「学校にメイド喫茶オープンさせてください」

会長:「俺のペットに・・・・」

私:「絶対やりません、っていうかあり得ません!!」


副会長:「修学旅行は世界一周がいいです」

椚:「・・・無理、予算オーバーだ」


一体何なんだ、これは。要望に偏りがあるというか、愚痴まである。学校の事とは全く関係のないものばかりだった。
要望と言うよりも欲望だ。


目安箱の下に書かれている説明文をよーく見ると、


「何でも願いを叶えます(叶えられないこともあります)」


『何でも』じゃないじゃないか!さすがに金持ち軍団の生徒会執行部でも必ず要望に応えるわけではないらしい。
月に一度だけ、たった一つの願いを叶えるという儀式、吉宗公の儀式。


・・・本当に大丈夫なのか、こんなので。


「ゆーちゃんが授業を脱線、あるいはサボってばかりいます」


『ゆーちゃん』というの聞いて、会長は耳をピクッとさせた。


(は?ゆーちゃんって・・・)


今までの要望書の内容からすると、友人の名前か?喧嘩したとか、不良っぽい生徒の事か?


ガラガラッ


「よう!お前ら、仕事はかどってるか!?」
< 73 / 281 >

この作品をシェア

pagetop