Love Slave
吉宗公の儀式のはずが、思わぬ新キャラ(?)登場のせいでかなり脱線してしまった。


私は大量の要望書をパラパラとめくる。


「授業が難しいです」とか「西岡先生の教え方が下手くそです」とかくだらないものばかりだと思っていたが、結構真面目な意見も多い。


「そういえば、今日からテスト2週間前でしたね」


「ああ、そうだね」


等々力先輩が後ろでぼそっとつぶやく。
その言葉にハッとする。


そういえば、今日帰りのHRでテスト範囲票が配られたっけ・・・・。しかも、全科目範囲が半端なく広かった気がする。


メンバーの顔をちらっと見る。テストという言葉に一切動揺を見せない、それどころか余裕綽々だ。焦りもない。
確か、前に生徒会執行部は進学コースの優等生だって言ってたっけ。


優等生4人と劣等生もとい、馬鹿1名・・・・。
すごい差を感じた。


(でも、授業について行くのがやっとなのに~)


今日からちゃんと復習も兼ねてテスト対策しないとな、と思ったその時。


「よし、決ーめた!!」


突然、会長がパンッ!!と手を叩いた。その顔は何か閃いたようだ。


すぐに第2会議室から出ていく。私は呆気にとられた。


「あの・・・・会長は何処に?」


すると、聞かれた副会長はにっこり笑い、スピーカーを指差した。


「もうすぐ、放送が流れるから待ってて」


「それって一体・・・・・」


ピンポンパンポン♪


[生徒会執行部からのお知らせです]


すぐに放送が流れた。会長の声だ。
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