Love Slave
とんでもないゲームが開始されてしまった。


「吉宗公の儀式って言っても、だいたいは生徒会役員の思いつきが採用されるんですよ」


生徒の要望は完全スルーかよっ。きちんと生徒会の仕事やってると思いきや、この学校の支配者ということで好き勝手もしているってことかやっぱり。
しかも大半が会長の思いつきだという。


生徒会長の一言で、私だけでなく、全校生徒までもが振り回されている。


「・・・予算、大幅にオーバーだ」


「うるせぇ、このドケチどんぐりがっ」


戻ってきた会長は真っ先に椚先輩と対立する。賞金はいくらぐらい出すかは謎だが、相当の金額らしい。
・・・・金持ちのやることは違う。


ちなみに、各クラスの人数は30名。テストはすべて100点満点。最大で3000点。ハンデとして、欠席者がいたり、すでに退学者が出ているクラスは1人当たり250点があらかじめ加算される。


「楽しきゃ別にいいじゃんか。よぉし、今日から一段と忙しくなるぞ~」


私はつい、ボケーッとしてしまった。会長から「おいっ」と手を叩かれて気付く。


「お前に言ってるんだよ、お前に!」


「わ、私ですか・・・・!?」


突然の指名に唖然とする。そして、メンバーには知られていないドSな笑顔を私に向けた。


「もか、ちょっと来い」


返事をする前に引っ張られる。


(ひー、誰か助けて~)


まんまと生徒会室に連れ攫われてしまった。しかもメンバーは嗤って見送った。会計に夢中な椚先輩を除いて。


こっちの気持ちも知らないで・・・・・。
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