~天に背いて~<~天に送る風~第二部>
「かなりサイズに問題あると思うけど、これでフリーってどうなの」
『いいんだよ。メダル持っているのは俺一人なんだから。それより願いは? ほれほれ、早めに言っとけいっとけ』
「竜神様に会わせて!」
『いいよ。うん楽勝』
「うっそお!」
と、言ってしまいそうになった。いやもう、それは二人ともの心の叫びだった。
『だけど、竜神様、最近人間界にいらしたみたいで、それはもう、ひどい傷を負わされてご帰還になったんだ。俺は悔しいよ』
その語尾は震えていた。間違いない。二人は目線だけでお互いの心を読んだ。
『いいんだよ。メダル持っているのは俺一人なんだから。それより願いは? ほれほれ、早めに言っとけいっとけ』
「竜神様に会わせて!」
『いいよ。うん楽勝』
「うっそお!」
と、言ってしまいそうになった。いやもう、それは二人ともの心の叫びだった。
『だけど、竜神様、最近人間界にいらしたみたいで、それはもう、ひどい傷を負わされてご帰還になったんだ。俺は悔しいよ』
その語尾は震えていた。間違いない。二人は目線だけでお互いの心を読んだ。